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「膝が痛いのは体重のせい。痩せれば痛みも減る」――変形性膝関節症の方なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。
しかし、実際に減量すると膝の痛みはどのくらい変わるのでしょうか。世界的に権威のある医学誌「JAMA」に掲載された研究から、興味深い結果が報告されています。
研究の対象になったのは、過体重または肥満があり、変形性膝関節症を抱える823人です。食事による減量と週3回の運動を18か月続けたグループと、定期的に健康教育や電話相談を受けたグループを比較しました。




「しっかり減量+運動した人」と「運動指導は受けず、健康について定期的に学んだ人」を比べた研究ということですね。
食事と運動に取り組んだ人たちは、実際にしっかり体重を落とすことができました。そして膝の痛みも改善しています。
ところが、比較したグループでも痛みは改善しており、両グループの「痛みの差」は予想ほど大きくありませんでした。
この結果で重要なのは、減量した人の膝痛が改善しなかったわけではないことです。減量と運動に取り組んだ人の中にも、痛みがしっかり軽くなった人は多くいました。
ただ、「たくさん痩せたのだから、比較した人たちより膝痛も圧倒的に良くなるだろう」と考えると、実際の差はそこまで大きくありませんでした。
つまり、体重は膝痛に関係する一つの要素ではあっても、痛みのすべてを決めているわけではないということです。
これは膝痛で悩んでいる方にとって、とても大切なポイントです。「体重が落ちないから膝も良くならない」と必要以上に落ち込む必要はありません。
体重だけではなく、膝の動き方や筋力、日常生活でどのような負担がかかっているのかにも目を向ける必要があります。
そんなことはありません。今回の研究では、減量と運動に取り組んだ人たちは、歩く能力や身体機能も改善していました。
つまり、「減量しても意味がない」のではなく、「減量だけで膝痛のすべてが解決するわけではない」と考えるのが適切です。
いくつか当てはまっても、減量をやめる必要があるという意味ではありません。大切なのは、体重だけを膝痛の原因にしないことです。
痩せることを目標にするだけではなく、「どうすれば膝へ負担をかけずに動けるか」も一緒に考えていきましょう。
膝は、立つ、歩く、階段を上る、しゃがむなど、毎日の動作で繰り返し使われます。そのため、同じ体重でも身体の使い方によって膝への負担は変わります。
例えば歩くときに膝だけで身体を支えている人と、股関節や足首まで上手に使えている人では、膝への負担のかかり方も違います。
太ももやお尻などの筋力も重要です。体重だけを減らそうとして食事を極端に制限し、筋力まで落としてしまうことには注意が必要です。
また、痛みが強い状態で無理に歩数を増やしたり、スクワットを繰り返したりすれば、かえって膝がつらくなることもあります。
「運動すればするほど良い」というわけではありません。現在の膝の状態や体力に合わせて、無理のない運動を選ぶ必要があります。
研究でも、運動に取り組んだグループでは筋肉の痛みや転倒、膝や脚の痛みなどが報告されています。身体の状態を無視して頑張り過ぎないことも大切です。
減量、運動、筋力、身体の使い方。それぞれを別々に考えるのではなく、今の膝に必要なものを組み合わせるという考え方が必要です。
変形性膝関節症では体重管理が重要になる方もいます。しかし、膝の痛みには体重以外にもさまざまな要素が関わります。
そのため、体重を減らしても痛みが残っているからといって、「もっと痩せなければ」と減量だけを続ける必要はありません。
反対に、「研究では差が小さかったから痩せなくていい」という意味でもありません。今回の研究は、減量の価値を否定したものではないからです。
実際には、体重管理によって得られるメリットは膝痛だけではありません。身体全体の健康を考えれば、適正な体重を目指すことには意味があります。
ただし膝痛については、「痩せれば治る」「痩せないから痛い」という一つの考えだけで判断しないことが大切です。
痛みが強い、膝が腫れている、急に歩けなくなったなどの場合には、自己判断で運動量を増やさず、医療機関等で状態を確認しましょう。
病院で膝の状態をレントゲンやMRIで視覚的に確認したうえで、整体やジムなどで身体の使い方や筋肉の緊張など、別の視点から負担を見る方法もあります。
ロータス整骨院では、膝が痛いからといって「体重を落としてください」だけで終わることはありません。まず、いつ痛むのか、どんな動きで痛むのか、普段どのように身体を使っているのかを確認します。


そのうえで、膝だけでなく股関節、骨盤、足首など身体全体を確認します。姿勢、左右差、筋肉の緊張、歩き方などから、膝へ負担が集中していないかを見ていきます。
例えば膝が痛くても、歩くときに股関節が十分使えていなかったり、足首の動きが小さかったりすることがあります。
施術では、強く押したり無理にボキボキしたりせず、身体の反応を確認しながらソフトな刺激を中心に身体全体を整えていきます。


また、その場で痛みを楽にすることだけでなく、歩き方や運動の仕方なども確認します。膝へ同じ負担を繰り返しかけない身体の使い方を考えることも大切です。
減量が必要な方でも、「まず痩せてから来てください」ということではありません。今の体重のままでも、身体側から変えられる部分はないかを一緒に探していきます。
ロータス整骨院では、「膝痛=体重」という一つの見方ではなく、身体全体から膝へかかっている負担を確認します。
今回の研究では、減量と運動によって膝痛は改善しました。しかし、比較したグループとの差は意外に小さいという結果でした。
一方、歩く能力や身体機能などには改善がみられています。つまり、減量や運動には意味があるものの、それだけで膝痛を説明することはできないということです。
膝痛を見るときは、体重だけでなく、筋力、歩き方、股関節や足首の動きなども合わせて考えてみてください。
「痩せないと膝は良くならない」と言われて困っている方、体重を落としても膝の痛みが残っている方はご相談ください。今の身体で膝へどのような負担がかかっているのかを一緒に確認していきます。
膝の痛みは、体重だけでなく身体の使い方や筋肉の状態など、さまざまな要素が関係します。膝だけを見るのではなく、身体全体でどのような負担が起きているのか確認したい方は、下記の記事も併せてお読みください。