自律神経失調症

自律神経失調症の症例報告

自律神経失調症とは

自律神経は交感神経と副交感神経からなり、呼吸・循環・消化吸収・排泄・体温調節などを司っています。また全身の臓器の働きだけでなく、感情や精神の安定にも深く関わっています。

よって自律神経のバランスが乱れと、肉体的にも精神的にもさまざまな不調が現れます。厄介なのは検査を行っても明確な異常が見つからないことです。

また、医師が原因を特定できない不定愁訴がある患者さんに対して、原因不明のものは自律神経失調症と診断されている場合もあります。

厚生労働省の令和5年の調査によると精神疾患を持っている患者数は約600万人とされています。自律神経失調症は精神疾患の一部として分類されることが多く、患者数は増加傾向にあります。

自律神経失調症はもはや日本人にとって珍しい病気ではありません。

生活リズムの変化や労働環境の急激な変化に伴い発症することが多く、世界で最も睡眠不足の日本人に多い現代病といえます。

自律神経失調症が悪化すると頭痛・めまい・動悸・息切れ・便秘・下痢・食欲不振・倦怠感・不眠などの症状が強くなり、日常生活にさまざまな支障が出ます。

また、自律神経失調症は怪我とは異なり、外見上からは分からないことが多い症状です。そのため、周りの人に理解してもらえず、イライラや不安といったストレスがさらに症状を悪化させるという悪循環に陥り、日常生活や人間関係に支障をきたすことになりかねません。

症状が進行すると、うつ病やパニック障害などの精神疾患を併発することもあります。

自律神経失調症は初めは症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すため様子をみていたけれど、最近症状が毎日出るようになったと当院に来院されるケースが多いです。その頃には家事や仕事が通常通り出来なくなっている方がほとんどのため、我慢せず早めに私たちにご相談ください。

自律神経失調症の原因

病院では異常がないと言われても、頭痛やめまいといった自律神経失調症の症状が収まらないという人が近年増え続けています。

特に当院でも2020年のコロナの時期以降は、特に多くの方の来院がありました。

そうした私の臨床経験から断言できるのは、自律神経失調症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

当院が考える腰痛の原因として次のものが挙げられます。

自律神経失調症は幾つもの原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、筋肉の緊張や内臓の機能不全が引き起こされ、背骨や頭蓋が歪み、自律神経が乱れていきます。自律神経も脳から続く神経であり、背骨の間から出てきます。つまりは背骨の関節の動きが悪くなったり、脳の働きが悪くなると交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えが上手くできなくなります。

全身に張り巡らされている神経の働きの問題が首付近にあれば、めまいや不眠に、背中にあれば動悸や息苦しさに、腰にあれば腹痛や生理不順に、それぞれの部位に関連する症状が発生します。

当院では身体全体を見て根本原因を探し出し、施術して症状の改善を図ります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。自律神経失調症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

自律神経失調症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

鎮痛、抗不安、睡眠導入等が処方され、症状緩和にフォーカスしていくものや、抗うつ剤、弛緩剤や胃腸薬を用いて中枢神経や内臓に働きかけるものがあります。

自律神経失調症そのものを治すというより、症状に合わせて処方するため、薬の種類や用量は増えていきます。不安感は低下しても仕事に集中できない、ボーっとしてやる気がでない、寝起きがだるいといった反応も珍しくありません。

また長期の服用となると、私の経験では頭の皮膚がブヨブヨとしていき、脳の働きが落ちて行っている人が多いです。おそらく薬に対する体の解毒作用が滞っていくのでしょう。

理学療法

身体を動かすことで代謝を促して自律神経の切り替えを図ります。

理学療法士やトレーナーが行いますが、そもそも症状が強く出ているときに身体を動かすことができるかは難しいところです。継続性や運動に対する意識によって効果には大きな差が生じますし、変化までに時間を要します。

生活指導

カウンセラーによる睡眠や食生活、運動のアドバイスを実践していきます。

ただ、自律神経失調症で悩む人にとっては当たり前の内容が多く、それを日常生活で実践できるかは別問題であり、大きな変化をもたらすのは難しいです。

心理療法

深層心理にアプローチし、精神的ストレスの緩和を図ります。また対人関係のストレスが身体に影響与えている場合も自分の捉え方を変えていく方法が取られます。

直接的なアプローチではなく、気長に行う必要があるために効果は限定的です。

自律神経失調症を改善するために

まずはあなたの自律神経失調症の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査で自律神経失調症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

プロの治療家へも技術講習する院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行います。院長が継続してあなたを診る事で、状態の変遷を掴みやすく、治療効果が高くなりやすいです。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

自律神経失調症のQ＆A

自律神経失調症は自然に治りますか？

完全に自然治癒することは少なく、生活習慣の改善やストレス管理など適切な対処が必要です。容易ではありませんが、原因となるストレス要因を取り除き、自律神経のバランスを整える努力を続けることで症状の悪化を食い止めることは期待できます。

自律神経失調症の人がやってはいけないことは？

カフェインの過剰摂取、アルコールの大量摂取、不規則な生活、過度なストレス環境への暴露、睡眠不足、長時間のデジタル機器使用などは危険です。これらは自律神経のバランスをさらに崩す原因となります。

しかし、制限をかけるのも辛いですし、制限をかけて実行できなかった時も苦しくなりますので、あまり気にしすぎないないようにしてください。

自律神経失調症の診断基準はありますか？

明確な診断基準がないのが特徴で、他の疾患の可能性を除外した上で症状や経過から総合的に判断されます。症状が長期間続き、検査で異常が見つからない場合に診断されることが多いです。

自律神経失調症と更年期障害の違いはなんですか？

自律神経失調症は自律神経のバランスの乱れ、更年期障害はホルモンバランスの乱れによって起こり、症状が似ているため混同されがちですが、原因が異なりますので、ココを間違うと治療に時間がかかります。

自律神経失調症の症状はなぜ日毎に変化するのですか？

自律神経は天候や生活環境やストレス、体調など様々な要因の影響を受けるため、症状が日によって変化します。当院では、その時々の状態に合わせた施術を行い、変化する症状にも柔軟に対応しています。症状の真の原因を解明し、その人に適切な施術を行って根本的な改善を目指します。

自律神経失調症は気持ちの問題ですか？

いいえ。自律神経失調症は神経のバランスが崩れることによって起きる問題です。気にしすぎだったり、その人のメンタルの強さも関係ありません。症状の原因となっている自律神経の滞りの場所がわかり、正しく自律神経が働くようになれば、症状は改善されます。

自律神経失調症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経失調症は決して気のせいではなく、適切な処置で改善できる症状です。

当院の施術と自律神経失調症は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

自律神経失調症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。健康な毎日を取り戻すための第一歩を、私と一緒に踏み出しましょう。

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